使用レビューや動画アリの前回の記事は以下より。
海外のギターメーカーに直接オーダーした時の話【Macmull Custom Guitars STINGER】[1/2]
イスラエルのギターメーカー・ブランド「Macmull Custom Guitars(マクムル・カスタム・ギターズ)」に直接オーダーした際の話です。
オーダーから、到着まで
5月 メーカーホームページより簡単にオーダーできた
ギターメーカーや製作家のホームページでは「How to order」と書かれたメニューがあると思います。
楽器の種類により受注数も限られているので、受付を停止していないか説明をしっかり読みましょう(翻訳機にかけましょう。)
とはいえ、ボディ材、ネック材やカラー、ネック幅などをプルダウンから選択するだけなので、アルファベットさえ読めたら大丈夫ですw
また、Shipping addressを入力する際に日本への発送も可との旨が表示されるので、心配無用です。
完成時期も30-120Daysと目安が書いていましたが、まぁ120Daysかかるんだろうなと理解しました。
大体のメーカーは海外発送対応してるんじゃないかな?
ただ、今回ボディカラーをカスタムで指定したかったので、その旨はNotes欄に記載しました。
いい感じのパープルにしたかったのですが、英語で詳しく伝えるのが難しいので、”iPhone12のパープルみたいにしてちょーだい!”と、iPhoneのリンクと一緒に貼り付けておきました。笑
同時に、デポジットとして、料金の20%をペイパルで支払えば、手続き完了です。(ペイパルは保証もしっかりしているので、安心です。)
ちなみにMacmullは英語に完全対応でしたが、他のメーカーや楽器店はヘブライ語?でやりとりが難しそうな場合もあるかもしれません。
2日後 製作の進捗が確認できるリンクがメールで送付された。
これすごく便利です。注文情報と、製作の進捗情報が常に見れるようになっています。
結局進捗情報は最後まで特に更新されなかったけどw
”どんな仕様で注文したっけ…?”と時々チェックしていたので、この機能はよかったです。
その後すぐ、メーカーから連絡が到着
ハロー!うちらのファミリーになっておめでとう。あなたをエスコートするから何かあったら何でも聞いてね。 カスタムカラーも了解。デポジットの支払いも確認できたよ。ありがとう!
的な返信が来たので、ボディカラーの他に、ピックガードの色味についても聞きたかったので質問したら、概ね1両日中には返信と、丁寧に写真付きで説明やおすすめも教えてくれました。
時は経ち…9月。塗装終わったよ〜と連絡が
オーダー時の記載通り、概ね4ヶ月後にメールが到着。
これから組み込みに入るよ。イメージを見てみて![写真リンク] もうすぐ配送の手続きを進めるからもう少し待っててね!
のメールとともに、製作工程を追った綺麗な写真がたくさん添えられていました。
綺麗な材を使っているし、しっかり製作、組み込みがされているんだなと感動しましたね!
色味も理想通りでした。
ボディ製作からピックアップまで自社で作っているそうなので、相当な拘りを感じました。
PayPalで残りの代金を支払い、待機。
その後すぐにペイパルから残りの請求メールが到着し、支払い。
あとは到着を待つだけ。
10月上旬:DHL(配送業者)から配送確認、予定日の連絡
日本の配送業者のように、国際便の会社でもしっかり日程とか連絡くれるんですね!
「いつ届くんだろう。。。」という不安は全くなかったです。
配送日の指定、変更もここでできました。このメールは日本語で届きました。
配送前日:輸入関税の支払い
DHLから関税の支払いについてのメールが到着。
あぁーそうか関税っているんだ。
って感じでしたが、案内通りに支払えば良いので特に問題はありませんでした。
値段は21,000円(2021年時点)くらいでした。
10月7日:ついに到着!
普通にダンボールの中にMonoのギグバッグで到着。段ボール自体もへこみや汚れも特になく、最近の海外輸送は治安良いんだなと思いました。
合計費用は35万円くらいでした。
支払い時点(2021年)での米ドル換算で、関税も含め全部で35〜37万円くらいでした。(はっきり覚えてなくてすみません)
本体は3000ドル代前半だったので、その時の為替レートで随分変わると思います。
この記事を書いている2022年5月時点だと、3000ドルだと40万円近くかかっちゃいますね。。
まとめ:海外メーカーへのオーダー・個人輸入は意外と簡単でした。
初めての海外メーカー、しかもイスラエルでのオーダーメイドは何も問題なく、メーカー・ビルダーのやりとりも丁寧で、輸送も安心して取引が出来ました。
日本国内だけで楽器や機材を探してると、満足いかず妥協してしまう事もあるので、また機会があれば海外から面白い楽器や機材を取り寄せたいと思います!
また、その国の人とやりとりをする事により、多少なりとも文化や事情に触れる事もできるので、色々と勉強や考えさせられる機会にもなりました。(ちょうど2021年はイスラエル周辺は大変な時期でした。)
最後に、今回細かくオーダーしたい部分があったので、直接英語でのメールのやりとりをしましたが、ベーシックな内容でのオーダーの場合はGoogle翻訳で対応可能な範囲だと思います。
ただ、細かいニュアンスを汲み取るためには、やっぱりある程度英語の理解はあったほうが良いと思います。
余談ですが、僕は30歳まで英語は全くだめでした。「be動詞」ってなに?っていうくらい。やばくないですか?海外のアーティストと仕事する時とか、本当に辛かったです。
でも今は多少話すことや、歌詞に英語を取り入れたり、ちょっとした下ネタジョークくらいは言えるようになりました。
また、その事については詳しく記事にするつもりです。