お金がなく、音楽について心身ともに疲弊していた時期の話です。ここまでの登場人物
昔の俺….当時の僕です。
業界人….音楽業界に精通しているという、音楽スクールの講師。作曲家で楽器プレイヤーもしている。
古株の青年…業界人の付き人。失踪。
前回の記事は以下より。
事務所所属に昇格!しかし….
古株の青年が失踪してからしばらく経った時の事。

おう。最近キミの態度もいいし作品もギタープレイもいいから、うちの所属にならないか?でも、まだまだ実力は足りないからレッスンは受け続けてもらう。あと現場の手伝いもやりなさい。
当時の僕としては、またとないチャンスだと思ったので、もちろん二つ返事でOKを出しました。
実力不足に関しては、まだまだ学ぶことも多かったと思うので、月2回で25,000円のクソ高い月謝は払い続けていました。
ちなみに、所属に関しては契約書を交わした事は一切ありませんw
意気揚々とご挨拶に….
そして、晴れてそのスクール所属アーティスト?となった僕は、スクールに出入りするあらゆる人に挨拶をしていました。その中で….

この度所属になった海津と申します!今後よろしくお願いします。

あぁ…そう。よろしくね。君で何人目かな…業界人をお世話してるのね。頑張ってね犠牲者。

は…はぁ。お世話になっておるのはこっちなんですが。。。よろしくお願いします。。(不安)
….!???何人目かなってどういうことだ??
まさかこれまでも古株青年みたいな人が多くいたのかな。でも自分はちゃんとできてるし実力もあるとたかをくくっていました。
その自信は脆くも崩れ去ることになりました。
事件簿2:人間関係遮断事件
家庭内暴力の特徴として、被害者側がよく言うのが以下のようなセリフだと思います。
「昔は優しかったの。今はたまたま仕事や家庭がうまくいってないから私に暴力ほふるうだけで、あの頃のように戻ってくれるはず」
まさにこれが自分にも降りかかりました。最初は自分自身を肯定していた業界人が、日を追うごとに化け物に進化して行きました。ジワジワと、ジワジワと。
そして、気づけば全てのスケジュールを管理され、僕は周りの友人や恋人との関係まで管理されることになります。
音楽業界で仕事がしたい。その気持ちを逆手にとって。

お前は俺のいうことを聞いていれば音楽業界でやっていけるんだ。だから文句は言うな。
僕は大好きなアイドルがいるので、そのアイドルのコンサートに行ったときも、開演ギリギリで電話がきて

お前は何遊んでいるんだ!!!!そんなことをしている暇があったらウチのスタジオで少しでも練習しろ!!!

にゅ〜〜〜ん😭(トボトボ……)
このまま1曲も聴けずスタジオに戻りました。泣
ちなみに、当時付き合っていた女性が水商売をしていたのですが、それをひどく毛嫌いする業界人により、関係を切らされました。笑
バレないように会ってはいたのですが、その裏で更なる事件が起きます。
強●未遂事件
この事務所のことや、当時の恋人のことについて、上京時から色々お世話になっていたベーシストに相談していました。とても面倒見がよく、僕の活動も応援して下さっているように思っ….ていました。
なんとこのベーシスト、表上で僕と彼女が別れたのを聞きつけて、彼女を誘い●姦未遂を犯したのです。
たまたまその瞬間に僕が鬼電をしていたため、逃れられたそうですが、その時の彼女への誘い文句は「僕と会っていたら、音楽業界の人に会えるよ」と言う、またクソみたいな誘い文句でした。笑
そいつの名前は”ハ●○●徳●”と言う芸名で活動しています。妻子持ちです。
ここには書きませんが、もし直接聞いてくれたらこいつの悪事を全部お話しするので、気軽に聞いてくださいw
もうメチャクチャでした。。。。今はそいつとも、当時の彼女とも今は一切連絡はとっていません。
当時は、ややこしいことになって自分たちが業界から干されたらどうしよう、、など無駄な事を考えてしまい、この犯罪行為も泣き寝入りしてしまいました。
音楽やってる人に悪い人なんていない!
ての、嘘です。
音楽業界、ク●野郎ばっかりです。笑
事件簿3:レッスン代未返納事件
所属アーティストになってからは、基本的には業界人の現場に付き人…と言うより使いっ走りとしてついて行かされていました。
もちろん、無給で。
僕はプロのローディでもない立場なので、現場経験をさせてもらうのにはお金払ってでも行った方がいいと僕は思いますが、流石に毎回強制の上で無給だと、どう生活したらいいのでしょう?
使いっ走りに行くために、地方や遠方でも自腹で、自分のギグも断ったり、他の収入源も遮断されていってたので、気づけばお金がどんどんなくなって行きました。
そんな中で、毎月25,000円の高いレッスン代を払っていたので、本当に貧乏でした。当時の2万円って、本当に大金なんです。
しかし、所属してから業界人はレッスンの日程を中々合わせてくれません。

俺は忙しいんだ。また来月まとめてにさせてくれ。
と毎月言っていました。笑
さらに、たまにレッスンの時間を取ってくれたと思ったら

最近ピアノを練習しているんだ。聴いて勉強しろ。
…と、ヘッタクソなピアノを毎回聴かされるという苦痛を味わされていました。笑
ここで「下手ですね。」なんて言うと殺されるので、「わ….わぁ….すごいですね!!!!素晴らしいです。」と言うしかなかったのです。
もうどっかの国の独裁者みたいですよね。。。。。
そんなこんなで、ほとんどレッスンも消化できず、僕が退所するまでかなりの回数が未消化でしたが、この高いレッスン代が返納される事はありませんでした。
多分数十万にのぼるかとは思うのですが、もうややこしい事にしたくないので、泣き寝入りしました。
当時お金のなかった僕にとったら、途方もない額のお金です。
少しは此処にいて得た良い人間関係もあったので、その人間関係を得るためにお金を払った、と思うようにしています。
事件簿4:監禁事件
業界人の自宅に、親族が突然来るかも?と言う謎の理由で、業界人が外出中に自宅に監禁されました。
しかも僕が逃げれないように、どっさりと課題を与えられて。
その課題は、難しいクラシックの楽譜を1冊、楽譜ソフトで起こすと言う内容でした。
実際僕は楽譜ソフトの練習をしていたので、必要な技術ではあったのですが…ねぇ。
これが終わったら帰宅していい、とのことだったので、急いで終わらせました。2時間くらいかな。
そしてそれを報告すると

早いな。ちゃんとやったのか?罰としてもう1冊やれ。

にゅ〜〜〜ん😭(トボトボ……)
結局この日は帰宅できませんでした。
ちなみに、当時の僕の収入はジャズなどのギグや、個人的に開講していたギターレッスンだけだったので、こうやって時間を取られれば取られるほど、収入が減って行きました。
てか所属しているはずの事務所からの報酬がないって、謎ですよね。
事件簿5:ラーメン自腹事件
時々、業界人の奢りで食事に行くことがありました。他の奴隷も交えて。笑
その中で、ラーメン屋の店員が少々無愛想で、業界人の機嫌が悪かったのですが、ふと僕が発した一言に八つ当たりをしてきて

お前はなんでそんなんなんだ!今日のラーメンはお前だけ自腹だ!!!
と、ラーメン代1000円を自腹切らされました。笑
てか、業界人のくせにラーメン1杯程度で自腹させるってケチにも程があるよねw
しかも、この日終電がなかったので、朝までスタジオで練習して帰るつもりだったのですが、スタジオを追い出されて都内の公園で野宿しました。笑
ちなみに、この時に表上別れている彼女の家に行こうと電話をしたのが、上記した強●未遂事件の時です。
今回はここまで。
次回は、退所を決意してなんとか縁を切るところまで、書きたいと思います。