昔の音楽仲間からの久しぶりの電話には注意しよう。

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コラム
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僕は音楽(好きな事)以外は本当にできない人でした。

僕は1年間だけ大学に通っていた事があります。
元々勉強は大の苦手だったのですが、マグレで自分の学力より結構上の大学に推薦で入ることができました。

運だけは昔からとてもあるんです。
ですが、特に勉強するつもりもなかったので、最初の2ヶ月はいざ大学デビューでナンパしまくり(高校が男子校だったというのあるので…)、夏すぎくらいまではしっかりと遊び呆けていました。

サークルはインストゥルメント楽曲のみを演奏するマニアックな部活に入っていたのですが、大学生にしてはレベルの高いメンバーが揃ってはいるものの、部員が音楽オタクの隠キャばかりであまり部室に居たくありませんでした。

しかし、やっぱり好きなものは本能では否定できないみたいで、秋になる頃には、すっかりサークルの仲間とベタベタになり部室に入り浸り、さらに冬になる頃には授業にも出ず、練習室にこもりっぱなしになりました。

そして、晴れて春には退学して、音楽の道に突き進むことになったわけです。笑

時々、専門学校の仲間や先輩から「あぁ〜、俺(私)大学生になりたかった。。大学でキャンパスライフ、楽しんでみたかったなぁ〜。」という言葉と聞くことがあります。

やっぱり、大学に比べて専門学校は時間を詰めて勉強するわけですから、大学のようにサークルや課外授業で人間関係を築く機会は少ないように思います。

その点、僕は1年とはいえ大学で遊び呆け(本当は勉強する所なんだけどね。)キャンパスライフという物を一生分味わう事ができたので(もう死ぬまで要りません)、未練はありません。
大人になって小金を持つようになってから変に遊び出す方がヤバいと思うので、無駄な時間を使う事がなく永遠に仕事をしていても苦じゃない人間になれたのは良かったなと思っています。(病気)

僕が大学を辞める寸前、キーボードの友人(男)と、ドラムの友人(女)の、3人でよくつるんでいました。
一緒にバンドをやる事もあり、沢山の思い出があります。
その後、二人は付き合っている事が発覚し、とても嬉しかったです。

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数年後、友人(男)から突然電話が掛かってきました。

僕が音楽学校を卒業し二年目、駆け出しでまだまだお金がなかった頃、丁度大学時代の友達も卒業し、就職する時期でした。(大学は4年、僕は大学1年+音学2年+社会1年で、社会人になるのが大学生より1年早かった)

大学を辞めて1、2年目くらいは、当時の友達もライブに来てくれたり、時々遊びに行ったりしていたのですが、お互い忙しいので徐々に疎遠になってしまいました。

そんな中の電話だったので、とても嬉しかったです。

若手の先生
大学時代の友達
キーボード(男)

電話「おう海津、久しぶり、どう?元気してる?音楽儲からないやろ。こっちは就職して給料もらって安定してるわ。お前もさ、今の収入じゃ大変やと思うけど、自分のアンプとか買えるようにりたいと思わんか?」

昔の俺
昔の俺

おぉ〜就職できたんか。良かったな。
俺はまだまだ収入も少ないわ。自分のアンプ、めちゃ欲しいけど、身の丈に合わないし、そのうち自分の実力つけてもっと儲けて買えるようになるわ。

若手の先生
大学時代の友達
キーボード(男)

でも、お金さえあればすぐアンプ買えるで。その方法知りたくないか?まぁ、ちょっと話したい事もあるから、来週でも会おうや!!

大体お察しかとは思いますがw
当時の僕はピュアだったので、こいつは就職して安定した収入を得て俺にマウントとってるだけか〜とか受け流しつつ、それより久しぶりに友人に会いたいという方が大きかったです。

「話したい事」っていうのは当時のドラムの友人(女)と、ついに結婚報告かな〜〜と思い、ウキウキして待ち合わせのファミレスに行きました。

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ファミレスにて。

昔の俺
昔の俺

おう久しぶり。元気してた?話したい事ってあれか。結婚するんか?

若手の先生
大学時代の友達

….あ。いや。別れたわ。でも俺は新しくやりたい事見つけて、それを頑張ってるねん。
あ、ところで、尊敬する先輩が来てるねん。ちょっと紹介するわ!

業界人
尊敬する先輩(笑)

どうも〜!ところでこの化粧品興味ある?

 

昔の俺
昔の俺

お前さ。一回●んでこい。

ややボロいロレックスを巻いた尊敬する先輩とやらが登場し、あとはお察しの通り、マルチ商法の勧誘でした。

自分自身がマルチの勧誘を受けるのも初めてだったし、親友だと思ってた彼が、彼女と別れてまでなぜこういう事をしてしまったのか。。。もしかしたら深い事情があったのかもしれませんが。
僕は彼をけちょんけちょんに貶すだけ貶して、その後連絡を取ることもなくなってしまいました。

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お金がない時期に、陥りがちの沼

音楽学校に行っていた時も、一部の奴らの学内でマルチの勧誘が横行していたそうです。
僕は意志が強いので、基本的には勧誘は受けてこなかったのですが、大学時代一番仲の良かった友達からの勧誘だったので、とても辛かったです。

当時、リーマンショックの影響で超就職難の時代でした。周りも、藁にもすがる思いで、マルチにのめり込んでしまって友達を失う奴は結構多かったです。

インターネットやSNSは当然盛んでしたが、今ほどネット中心での仕事(ライブ配信なども含む)がメジャーではなかったので、就職できなかったり、思うような仕事につけないと後がなくなり苦しんでいたのかもしれません。

僕は、今まで一度たりとも就職を考えた事もない上に楽観主義なので、とにかく音楽だけひたすらやっていましたが、10年ちょっと経った今、その結果がハッキリと出ているように思います。

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やりたい事、はっきりしよう

やりたい事があっちへこっちへ行って、結局自分が何がしたいのか解らない。
何かを始めるにもすぐに結果を求めてしまう。とても気持ちはわかります。

でも、結局諦めずに続ける事が大事で、それができるかどうかは「好き」になれるかどうかが重要なんです。

バネと一緒で、押し潰されれば押しつぶされるほど、その跳ね返りで高く跳ぶ事ができます。

マルチが好きなら、とことん極めれば良いのに。(法を犯さない方法でね。)それはそれで凄いよ。中途半端な理由で(職場の給料が低いから副業で、、とか。簡単に稼げそうだから、、、とか)やるのがダサいんです。

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