そもそもデジモンはアニメになった時点で道を踏み外していた。【趣味】

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日記
埃かぶった思い出
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不定期に話していますが、僕は昔デジモン(デジタルモンスター)というコンテンツの酷いオタクで、人気携帯ゲームだった「デジモンペンデュラム」の大会で実質の日本一になっています。(関西・関東別での開催で僕は関西での優勝でしたが、その後のアジアカップの際非公式で関東の優勝者の方と何度も対戦しましたが全勝しました。)

大量に持っていたデジモンも今はアイキャッチ画像の「Ver.1」と日本一になった「ボルトモン」が住んでいた「ペンデュラム3」とその他数個だけです。その他は高額で売ってしまいました。笑

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デジモンアドベンチャーtri.は確かに駄作だった。

なぜこんなタイトルの記事を書こうかと思ったのかというと、以前「デジモンアドベンチャーtri.」という、ファンの間では超絶駄作と言われる6部作の続編映画が公開されました。

当然僕も全作品鑑賞しましたが、劇場へ足を運んだのは2作目で断念。DVDやストリーミングでも最後まで見るのはしんどかったです。

大体の意見は映画レビューサイト等に書かれている事と同意見です。
知り合いのミュージシャンの方も作品に参加してたりするので、あまり悪い事は言えませんが…
古参ファンとして、この作品はしっかり否定します。

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出典:デジモンアドベンチャーtri. 問題点まとめwiki

自分が大人になったから楽しめなかった?→そんな事はなかった

デジモンアドベンチャー自体は、僕も太一らと同じ小学5年生の時にやっていたアニメなので、モロに感情移入して見ていた分、その補正が効いていただけで、冷めた大人になってから見たので楽しめなかっただけでtri.も面白いんじゃ無いのか?と思ったのですが、改めてアニメのデジモンアドベンチャー54話と、デジモンアドベンチャー02の50話を全て見返しましたが、えげつないくらいに面白くて、子供の頃には気づけなかった事や、今ですら勇気や希望をもらえる大名作という事に気付かされました。(何年かに1回は見るんだけどね)

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そもそも、初期「デジモンアドベンチャー」の設定自体がおかしかった

僕はデジモンが「デジモンアドベンチャー」としてアニメになる以前、携帯ゲームの「デジタルモンスターVer.1」からデジモンのファンです。「Ver〜」の携帯ゲームは、本当の「デジモンを育てる」要素の元祖で、本体にはカラーの画面枠がついているのですが、これを友達と交換してオリジナルのデコレーション本体を作るのも楽しみの一つでした。

何年かごとに再販しているみたいです。

「進化〜〜!」なんて言ってご都合で変身しない。

アニメの作画や設定、グッズ販促や子供向けアニメとして54話もたせるためにも色々必要だったとは思うのですが、そもそもデジモンは進化した後、パワーがなくなって成長期に戻るなんて事しません。

スカルグレイモンに間違って進化して、アグモンに戻ってメタルグレイモンにまた進化させる事なんてできないんです。進化したらしっぱなし。本当なら、パイルドラモンにジョグレス進化したらその1体になったパイルドラモンと一緒に旅をしないといけません。笑

自分が望むデジモンに進化させるために、しっかりトレーニングして、お世話して戦わせる。でもって時に不衛生にしたり”うんこまみれ”にする事で目的の進化をさせて、15日程度の寿命で死んでデジタマに還る。これがデジモンでした。
勇気とか友情とか紋章とかの設定は「アニメオリジナル」の後付け設定です。
こちらのページ(出典:デジモンアドベンチャーtri. 問題点まとめwikiさま)に、シリーズディレクターの角銅博之さんが「宇宙からの敵〜」を想定していたそうですが、そんなのはデジモンの世界に存在しません。もはやデジタル飛び越えてるので、デジモンオルタネイティブってタイトルにして敵はBETAモンにしますか?凄乃皇モンでGフォースでも打ってくださいw(スサノオモンはまじでいるけど)いや、ファイル島とフォルダ大陸(かサーバ大陸)でじゅうぶんです。
デジモンアドベンチャーシリーズのTVアニメは「02」で終わって本当に良かったと今は思います。(当時は死ぬほどショックでした。)

でも一生忘れない名作アニメである事に変わりはありません。

子供の頃に一番好きだったアニメ作品は一生好きです。デジモンシリーズからは数えきれない事を学びました。いちアニメ作品として僕の心理の核はこの作品から得たのは間違いないです。

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デジモンはフランチャイズ作品だから軸がない

デジモンは「ガワ」だけ同じで、中身が全然違う作品です。例えば、初期のゲーム「デジモンワールド」は育成RPGとして大名作なのに「2」「3」と全く経路の違うダンジョンゲームになり、システムも全く違う駄作ゲームになりました。アニメも「無印」〜「フロンティア」までは、ある一定の筋が通っていますが、今は「デジモンゴーストゲーム」や「デジモン アプリモンスターズ」など、デジモンのガワはかぶっているけど「何かの抱き合わせ」で軸がブレブレな感じがします。(後2作品は観ていないので内容の無駄な批判はしません。)

正直ウォーグレイモンやオメガモンが出てきたあたりから「んガン○ム?」と思うデザインも増えたり、神話だのなんだのであれもこれも設定に盛り込んだせいで、もうめちゃくちゃになっています。

それがデジモンなんですけどね。(色々なデータを取り込む、という意味では)

元々「抱き合わせ」の作品が出発点

同じバンダイから発売されていた「たまごっち」の要素そのままに「バトル」そして「ポケモン」に対抗する意味もありそれらを抱き合わせたのがデジモンです。
当時我ら男児は、たまごっちに対して「育てるだけで退屈だな〜」と思っていたので、そこにデジモンはヒットしたのです。

たまごっちの「パチモン」は夥しい数がありましたが、当然デジモンはバンダイの製品なので「パチモン」では無いですし、この「バトル」という要素は本当に画期的で、結果によっては「死ぬ」というのも、危機感を煽られるし画期的でした。ポケモンは「ひんし」にはなりますが死亡はしませんからね。

アニメ以降はアニメへの忖度が必要になった

今のデジモンファンのほとんどは「デジモンアドベンチャー」のファンが軸になっていると思います。つまり作品以外にも声優さん、アニメ全般のファンや「太一とヤマトがムフフのフ(ハート)」みたいなのを期待している層も一定数(いや、多数)いるという事です。

それはアニメ作品としては健全で全く間違いではないし、そもそもアニメ化してからの方がデジモンの歴史は長いので、僕みたいに初期ゲームに縋っている人間の方が少ないと思うのですが、せっかく原点回帰とうたったゲームを出しても、どうしてもアニメファンに向けた要素が入ってしまうせいで、ラノベゲームみたいな要素が抜けなくて、初期のゲームの「ゲームとしての」クオリティを超えられていないのだと思います。

余談ですが、小学校の時、クラス一のアニメオタクの女子に「この漫画読んで」と”太一とヤマトがムフフ(はぁと)”な同人誌を渡されて寝込んだ事があります。笑

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僕が思う本当のデジモン作品は…

デジモンの原点は、先にも書いた携帯ゲーム「デジタルモンスター」「デジモンペンデュラム」のシリーズだと言えます。

そして、デジモンはトレーニング、食事管理、バトル、ジョグレスを重ね進化し、加齢や怪我により死亡し、デジタマに還ります。いくら強く育てても15日程度の寿命(まぁ冷凍保存の裏技あるけどw)があるからこそ儚さや目的に対して打ち込む事を教えてくれる作品です。

PS「デジモンワールド」

色々シリーズがありますが、この1だけが名作です。
ゲーム自体はオープンワールドっぽい要素もあるRPGで(当時にしては大革命では?)
「デジモンとはこれだ」という内容の、携帯ゲームと同じようにデジモンを育てるのですが、まさにサバイバルで食事も自分で獲得する必要があるし、トレーニング場も自分で作っていかないといけません。
そして、ストーリーも秀逸で、ファイル島からいなくなったデジモン達を探して、呼び戻して街を活気づけるというミッションもあります。

その上、しっかり日数のカウントもあるので、旅の途中だろうがデジモンの寿命が来たら死にます。笑
ラスボスの直前だろうが死にます。笑
とっても危機感があっていいですよね!そして苦労してファイル島が完成しても、カーリングや釣りなどのミニゲームもクオリティが高く豊富で、それだけでも永久に遊べる大名作でした。

その後何十年も同名の続編ゲームが出ていますが、全くこの作品のクオリティに及んでいません。なんで?

やっぱりデジモンは、同じタイトルでも制作陣や部署が全く変わるからなのか、本当に作品によってブレがあります。

映画「デジモンアドベンチャー」

大体にわかの皆さんは「僕らのウォーゲーム」が一番と仰いますが、僕は断然、ウォーゲームと同じ細田守監督の映画「デジモンアドベンチャー」第1作です。

劇場版とTV版ではスタッフが違うなどで矛盾があるらしいので、場合によってはこの「劇場版無印」や「ウォーゲーム」はスピンオフと捉える場合もあるそうですが、この劇場版無印は、たった20分程度の作品なのにデジモンの良さが全て詰まっています。

ボタモン、コロモンの時期は太一やヒカリと仲良く会話するのですが(日本語喋れるのが衝撃だった)、アグモン、グレイモンと進化しどんどん恐ろしく進化し、当然戻りません。笑
巨大化していく様と子供達との対比が素晴らしく、それでも絆で結ばれている様や、成熟期なのに間全体のパロットモン(当時新キャラ)とやりあうなど、かなりアツいバトルもあり全感覚を満足させてくれました。

あと、人間界とデジモンワールド(デジタルワールド)の境が得体の知れない分厚さなのも、恐ろしくて良いです。(「デジタルゲートっオーープン♪選ばれし子供達〜出動〜♪by井○上」とか言いません。)

当時夏春に公開していた「東映アニメフェア」という映画作品の1作品で、同時公開は遊戯王とかワンピースとかそんなんだったと思うのですが、この20分程度のおまけ作品が最高に面白すぎて、他の作品の事は一切覚えていないほど衝撃でした。
実はは飽きやすい子供達の間では、この時期すでにデジモンが「オワコン」になりかけていましたが、僕にとってはこの作品で一気にデジモンにハマっていくきっかけにもなりました。

ちなみに…

「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」は良かった。

これも大多数の意見と同じなのですが、「tri.」を見た後「もう本当にデジモンとはさよならしよう」と思っていたのですが、この作品を見てもう少しとどまろうと思えました。それくらいには良い作品でした。もちろん設定云々の無理矢理さは否めないですが、もうここまで広げに広げ切った作品をなんとかまとめてくださったこの映画の制作陣のみなさまには、ファンとして感謝しかありません。
シン・エヴェ見た時の気持ちに近いかも。笑

「デジモンアドベンチャー:」は….

初期のリブートとして結構期待していたのですが、訳あって1年くらい見れませんでした。
満を辞して見てみたのですが、4話くらいで断念しました。
選ばれし子供の性格が思っているのと違いすぎてダメでした。空が同じ顔なのに性格つめたすぎるし。。何も知らずにみたら楽しめたと思うのですが、僕にはダメでした。
というか何も知らなかったら大人になって子供向けアニメを真剣に見る事もないか。。

そしてまた「大人になったから楽しめてないのかな」と思って「無印」「02」をみて結局ワクワクするという循環になっています。泣

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余談ですが

実は一度、デジモン関係の仕事に関わるチャンスがありました。
そのために楽曲をたくさん書き下ろして、なんと1曲が最終選考のテーブルに乗ったのですが、残念ながら採用には至りませんでした。
その事がショックでショックで悔しくて、デジモンを卒業するきっかけになりました。笑
まぁ最終的に卒業するきっかけを探していたというのもあります。

今考えると、当時はまだまだ作曲家としても未熟で、いくら頑張っても自分の実力程度で何を関われると勘違いしてたんやろ、と恥ずかしくなってしまいます。

現在はいち「OB」的な感じで、ゆるく作品やフィギュアなど気に入ったものだけチェックするライトファンに落ち着きました。
ですので、今回の記事は、現在も熱くファンを続けている方にとっては何も説得力のないものとなっています。笑

というかそもそも僕は作曲家/ギタリストですので、当サイト観覧者さまにな何の興味も無い内容かとは思いますが…たまに熱くデジモンの事を考える事があるので、書き残しておきました。

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海津信志 | Shinji Kaizu
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