人脈作りに明け暮れて中身が何もない人の話

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2023年
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音楽の仕事でも、僕らのような個人で活動する楽器プレイヤーは、友達や知り合いづてで仕事を得ることがほとんどです。

僕の場合、作曲の仕事は事務所にマネジメントしていただいていますが、やはりライブや事務所外でのレコーディングの仕事は知り合いづてや、ミュージシャンの友人から来ることがほとんどです。(社外で仕事することは許可とってます)

そんな職種であるにもかかわらず、コロナになってからは人付き合いをほとんど辞めたので、今はほとんどライブの仕事が無くなってしまいました。笑
と言っても、時に2、3本くらいは出演の機会はあるのですが、昔はつき32本くらいはライブしてたので…笑

逆にいうと、今はしょうもない人間関係がなくなり、本当にやりたいライブ仕事だけを受けさせていただいているので、とてもやりがいがあるものばかりです。

ライブの仕事は、リハーサルから本番まで数日〜数週間は時間を使うので、やりたくない仕事を受けていると、自分のやりたい活動や、作曲をする時間が無くなってしまいます。そうなっては元も子もないですよね。

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「もっと人脈づくりしたほうがいいですよ」

今の僕はマネジメントをしていただいているので仕事自体は自分で頑張って営業しなくても得られる事ができます。
それは実力があるからです。きちんと仕事をこなせる実力、実績があるからこそ繋がっていきます。
自分にとっては「営業」はやりたいことではなく「制作」や「演奏」に100%注力したいので、今の自分の活動スタイルは間違っていないと思いたいです。

ただ「もっと人脈づくりをしたほうがいい」(=SNS含む)のも一理あって、先に述べたように、音楽や芸能の仕事は特に、人伝てで来ることがほとんどなので、如何に人脈を広げておくことはとても重要なことです。

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広いだけの人脈に何の意味がある?

例えば、友達から「ギタリストを紹介して」と言われて、友達…というか1回会ったくらい何のジャンルが得意かわからないギタリストなんか紹介しませんよね。

そいつが変な事をやらかすと自分にも傷がついてしまうので、紹介するってなると、ちゃんと人となりがわかって、得意ジャンル・プレイスタイルなどがわからないと、責任を持って紹介なんてできないと思います。

無闇やたらに連絡先を教えてどうなる?

自分が気になるタレントさんや有名な方、連絡先を聞いて食事に行って、、結構な出費をしてそれが何につながるんでしょうか。

「どこから仕事が来るかわからないから、いろんな人と関わって人脈を広げておく」

その気持ちはわかりますが、その無闇やたらにひろげた人脈のどこから、誰が責任を持ってあなたを紹介してくれるんでしょうか?

しかも得体の知れないところに自分の個人情報が行ってしまっても怖いですよね?
デジタルタトゥーバリバリの我々ですから、そういうとこにも注意を払って警戒したほうがいいと思います。

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本当に自分が好きな人、何人かだけで良くないですか?

俺、知り合いのドラマー100人います。

私、鍵盤のプレイヤーの友達100人います。

その100人とどんなペースで連絡取ってますか?毎日?ほんと?それすごいですね?
その時間を練習とかに充てたほうがよくないですか
接待交際費使いまくって大丈夫ですか?仕事で取り返せますか?

ただ人をたくさん知って紹介してくれると、周りに思われてるかもしれませんよ。

自分の仕事の範疇でお願いできる人何人かと、深い仲になるほうがクリエイティブだと思います。

すっごく上手いだけであまり交流がないひとに仕事頼んでも、ただの繋ぎ仕事程度にしか思われないですよ。そんな意識で自分の作品に関わられるなんて絶対に嫌です。

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結局、人脈が広くても自分自身に実力がないと仕事なんて来ない

先のように、人脈だけあって実力が伴ってないと、人に人を紹介するだけの「都合の良い人」になってしまいますので、注意したほうが良いと思います。

人脈作りに時間やお金をかけるより、機材を買ったり練習をして、いつ仕事を振られてもプロとして万全の体制で居れるようにしたほうが良いと僕は思います。

というより、こういう人はミュージシャンの人材派遣の会社とかやったほうが儲かるかもですね。

自分の才能がどこにあるのか冷静に見定めるべきです。

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ナンパ1000人するより自分磨きをして逆ナンを目指す

感覚ですね。顔も良くない性格も良くない、見た目も汚いのに1000人ナンパしても成功しないと思います。

900人ぶんに費やす時間を自分磨きや美容に当てて、100人ナンパするほうが成功すると思いませんか?というより向こうから来るようになるほうが効率良いですよね。

ま、俺ナンパとかしませんけど。笑

年齢やフェイズにもよるけどね…

これが10代とか20代前半で「これから音楽やっていくんだ!」という実力の追いついていない人の場合は、こまめに飲み会に行って、先輩のライブには顔を出して….そこに大半の出費を充てて可愛がってもらう事は良いとは思いますが、30代越えてそれなりにキャリアも積んできてるのにそれをやってたら….ですね。

やってる年数だけ積んでるのに、実力で仕事が来るようになっていないと….ちょっと….考え直したほうが良いと思います。

経験談としては…

僕も20代の頃は毎日どこかに赴いて誰かに顔を覚えてもらって、、、と頑張っていましたが、そこから得られたものって少なかったな…結局自分の実力だけで得た仕事、関係だけが今に続いている気がします。

例えば、憧れてる先輩やミュージシャンのライブに、仕事を振って欲しいという下ゴゴロで足繁く通って、お情けでもらった仕事があっても自分の実力が伴わなかったり、先輩にとってやりたくない仕事を振られたため内容が良くなく全然続かなかったり、セッションに通いまくって「仕事ください!!」と営業しまくった結果、ふと呼ばれたギグの仕事とかもギャラが安いだのミュージシャの扱いが最悪だのであまり良い事がなかったですが、

自分のプレイや曲を聴いてくれて、わざわざ連絡をくれた方や仲間からきた仕事は、とても充実していたし、長く続いているものが多いです。

結局音楽業界(以外も)は実力が必要です

昔のミュージシャンとか、当時はすごかったとしてもそれにあぐらをかき、現代のシーンに置いていかれているのに気づいていない可哀想な先輩方も多くいます。

自分の実力が全然ないのに、人に媚を売って仕事を得ようとする残念な若手もたくさんいます。

それらを全否定する事はできません。ある程度のプライドは必要だし、社交性も必要です。

でも何より、自分が、今、現在人の心に届く音楽をできるミュージシャンで居れるのかどうかが仕事として続けていける条件だと僕は思います。

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