10月に台湾で開催された「TTF」というソフビイベントに行くための一人旅がかなり楽しく、購入したソフビもかなり良いものが手に入ったので、調子に乗って香港にも行ってきました。
しかも状況的には台湾の時と同じく、帰国した当日にはライブがあるので、何がなんでも飛行機の欠航やスケジュールのミスがゆるされない中での旅でした。
正直、最初は特に目当てのソフビも決めず気楽に行こうと思ってましたが、情報解禁とともに欲に塗れた僕は、どんどん地獄へ落ちて行ってしまいます。
まずチケット確保から。これがかなり難儀した。
ソフビのイベントは、結構規模が大きいにもかかわらず、大々的にオフィシャルHPが開設されることも少なく?SNSで告知→販売という流れが多いみたいです。これが外国人にとってはかなり難儀。
優先チケットは抽選販売。
今回、日程が12月12日、13日、14日の3日間の開催でした。
僕は13日にライブの仕事が日本であるので、12日に行って帰国するか、13日にライブを終えてから翔んで14日に行くかの2択でした。
そんな中、チケットの抽選販売が2週間前くらいからAmazing Toy Showのインスタで告知され、いつものようにグーグルフォームで記入して応募という形でした。
チケットの区分は以下。
・Aチケット…待機列1〜100番まで、知らないキャラクターのソフビ付きで20,000円くらい。
・Bチケット…待機列101〜300番まで、知らないキャラのソフビ付きで20,000円くらい(ちょっと記憶が薄い)+3日通し券
・Cチケット…待機列301〜500番まで、知らないキャラのソフビ付きで8,000円くらい(だったと思う)
・Dチケット…抽選なしの一般販売チケット、2,000円くらいだったかな?
A、Bチケットはそれぞれ希望の日程を選択して応募、Bは3日間通し券なので選択肢なし。
僕は上記の条件があるので、A、Cチケットの12日、14日を申し込んで、当たった方でスケジュール組んで行こうと目論んでいました。
チケット当選!!
数日後、なんとチケットが当選して通知がきました。しかも二枚!ちょっと嫌な予感がして開いてみると
「当選チケット…12日・Cチケット、13日・Aチケット」
おお〜〜〜〜!!!!…え?
ライブがあって日本にいないといけない13日のチケットが当たってるんやけど…..しかもAチケット。。。。
入力ミスしたのか。。。自分が記入したグーグルフォームが見れなかったのでわからなかったのですが、どのみち13日はいけないので捨てチケットになるのに、合計30000円くらい払ってちょっと嫌な気持ちになりました。
まあ、でも本命の12日でCチケットが取れたし、まぁなんとかなるでしょ。と思い、出発の日になりました。
1日目
少し話が脱線しますが、僕は子供の頃「デジモンペンデュラム」の日本チャンピオンになり、遠征で香港に行ったことがあります。
両親は仕事で同行できないため、今は亡き祖父が付き添いで来てくれて、今でもその事を感謝しています。
で、その時にバンダイさんが色々観光地や食事に連れて行ってくださったのですが、そこを22年ぶりに再訪しようと思い、午前中に到着する便で出発しました。
そのため前日の終電で出て、朝一まで羽田で寝るというテレビでよくみる過酷な手段を取りました。笑
飛行機は欠航することもなく現地に到着。基本僕は荷物少なくしたいのと帰りはソフビでいっぱいにする予定だったので、ほぼ空のバックパックで身軽に行動していたので移動は滞りなくすすみました。
ここでふと気付いたのですが、22年前は僕も携帯は持っていたものの今のような便利なアプリもなかったので、行った場所やレストランの情報をメモしておらず、わかりませんでした。笑
ただひとつ「山の上の蝋人形感」だけは覚えていたので、検索したらすぐにヒットした「マダム・タッソー蝋人形館」に行きました。
マダムタッソーに到着!
当時とは景観や建物、山を上る電車も変わっていたとは思いますが、面白いことに当時の記憶が鮮明に思い出されて、ちょっと泣きそうになりました。笑
内部の記憶はほぼないですが、時代とともに新入りがたくさん入っているようです。w
ここでまだ前日から何も食べていない事に気づき、マダムタッソーが入っている建物でミートパイを食べる事にしました。
香港の方は英語を堪能に話される方が多いので、ほとんど会話で困ることはありませんでした。ここ数年英語を勉強しているのが活かされているなぁと感じます。
で、このミートパイがくっそまずかった。。。笑
パサパサで粉っぽいのに中の餡は味濃い。。。でもって値段は高いw
香港の物価は、体感で日本の1.5倍くらいでした。もう海外旅行でお得感を感じる事も無くなりましたね。
ソフビ専門ショップ「Amaz」へ。
その後は移動して、今回のイベントを主催している?ソフビショップの「Amaz」へ行きました。
これがお宝の宝庫で、日本では売っていなかったり、抽選でなかなか買えないソフビが普通に売ってました。笑
いくつか買ってみたのですが、商品管理の基準が日本と違うのか?普通に開封品で袋ボロボロでゲンナリしましたが、店員さんとも英語で色々コミュニケーションも取れて、とても良い時間を過ごせました。
会場下見〜街ブラ
ホテルは会場近くにとってあったので、一度ホテルで休憩。
イベント前日の時点で会場内のブースの配置や、WEB当選したチケットの発券方法など何もアナウンスが無くかなり不安だったので、下見もかねて会場へ。
めちゃ良い感じ!
しかもここで、いつも日本で通っているソフビショップ「One up.」の社長と遭遇!
もちろん今回のイベントで出店のために来られているのですが、挨拶がてら明日のリサーチ。
なんと今回、One up.ブースでは僕の好きなGYAROMIさんの「玉藻オイド」というスペシャルなソフビの、さらに後藤彩色所バージョンが出ると数日前に告知されていたので、僕は息巻いていたわけですが、なんと「2個」しかないという事がここで判明wwww
絶望したところまぁなんとかなるでしょうと会場を後にするのでした。
そして大事な食事!
食事を取る前に一旦ホテルに戻ったところ、また社長に遭遇wwww
まぁ会場近くで取るとなるとかぶるよね。
流石に遠路はるばるきた俺に情けをかけてくださったのか?w
色々お気遣いいただいてありがとうございました🙏
街ブラしつつ、できれば現地っぽいもの食べたいな〜と思いつつ、勇気を振り絞って地元の食堂的なとこに行きました。
多少注文と支払いの場所で戸惑ったがなんとか着弾。
うま!!!かったが少なかったので結局コンビニで追加飯を購入。。。
これ、チャーシューかと思ったら半分イモかいwwwwww
でも、かなりうまかったです。
ただ、海外の飯は基本的にコクがないというか、日本の食べ物はだしもとってるし旨味がすごいんだなぁと思い知りました。もう数日いたら日本食が恋しくなりそう。
そんな感じで、2日目はイベント当日、朝早くから並ばないといけないので、夜遊びすることもなくホテルに戻って就寝しました。
2日目
前日、現地のスタッフに聞いてやっと判明したのが、当日は10時半に集合で整列するということ。
外国人(WEB予約している人)は現地で発券をするという事。
早めに行ってスタッフに聞きまくってなんとかチケットをゲット!これがまたスタッフが僕のチケットと予約リストを見ながらモタモタしてすごい時間がかかりました。
肝心のチケット番号
チケット番号(整列順)はチケットをコインでスクラッチして判明するのですが、宝くじの方式でワクワクしつつ、この日はCチケット(300〜500番)なので、そこまで期待もせずスクラッチしてみると…
493番。
はい。僕の旅は終わりました。
入場→会場にクセあり。
会場が12時なので、それまで列を形成して待機。。。しんどい。。。
ただ、香港の気候は暖かいのでとても過ごしやすく気温的に辛いことはありませんでした。
そして12時になって前の人が入場を始めたものの、自分はほぼ最後尾なのでその後1時間くらい待たされました。
入場前に「最初に行きたいブース」を指定できるのですが、「意味あんのか?」と思いつつ「One up.」を指定しました。
そのまま中に入ってみると、なんとまだ全ブース販売を開始しておらず、ブース前に列が形成されてさらに待たされているようでした。
これは良いなと思った部分もあって、イベント時に若い番号で入場した人は、遅い番号の人が入ってくるまで空いている会場を回って色々買い放題なので、あまりに優位だなと思うことがあったので、全員入ってから販売開始というのは、多少フェアだなと思いつつ、基本的に待ち時間が長すぎて地獄だなと思いました。
結局販売開始は13時くらい?玉藻は買えたのか?
僕はOne up.を指定したので、会場に入ってさらにOne up.ブースで列を形成。
なんと、幸いなことにブース列では5番目くらいを確保できました。
これはワンチャンあるか!!!???と思ったが、奥から社長が険しい顔でこちらに手を振っていました。「????」と思っていたらわざわざ出てきてくださって
「玉藻もうないっす!。。。」
と一言。。。。
そりゃそうよね。。。最初に並んだ2人がどちらも玉藻希望だったそうだったので、並んだ時点で僕の敗北が決まっていました。
そこで、機転をきかせて他のブースに希望を変えればよかったのですが、完全に戦意喪失した僕は、とりあえず欲しかったアストロだけ買って(後から来ても買えた)他のブースを回ることにしました。
ことごとく買えない。そして待ち時間が地獄
その後、もう一つ目当てにしていた「Kaiju One」さんのゴジラ。こちらは版権の都合で日本ではなかなか買えないので、今回機会があれば買おうと思っていて、One up.ブースで買い物した後すぐに行ったのですが、なんと自分の3人前で売り切れ。
あぁ。。。あの時One up.の社長が売り切れって言ってくれた時にすぐに並び直しておけば買えたのに。。。と後悔しながら、次はGrape Brainさんのにぎるちゃんの列に並んだのですが、これも長蛇の列なのに会計スタッフが1人しかおらず、1時間半並んだものの、売り切れ。(在庫状況はブースの先頭につかないとわからないのは意味がわからん。)
そして、Amazのブースにいったところ、GYAROMIさんのクトゥルフオイドスタンダードカラーが置いてあり、「SOLD」と書いてなかったのでまた1時間半くらい並んだのに
「あ、売り切れっす(中国語)」と言われる始末。
だが、パンデッドのビッグサイズ「ショッキング」がまだあるとの事で購入希望したところ「くじです(1/2)」と言われ、「頑張って!」と日本語で応援してもらったのに、その1/2でハズレを引くという運の無さ。
完全に落ち込みきって、朝から16時くらいまで並びに並んで疲れたので、もう何も見る気にもならず、チケットについてるおまけの知らないキャラクターのソフビを受け取りました。
もう帰らないといけないので次の日Aチケットを取れてたのですが、もし僕のライブの仕事が無くなって予定が空いてたとしても、もう行きたくないと思いました。笑
しかも、次の日用事のためチケットに付いているおまけソフビだけ受け取りたいと事情を話すも、断られました。
流石にもう、まじで4ねと思いましたね。笑
意気消沈してそのまま空港に向かい、夜の便で日本に帰りました。号泣
日本に着いたのはライブ当日13日の0時くらい。新宿まで夜行バスで言って、そこからLUUPで自宅まで帰宅中、恋しかった吉野家で特盛を食べました。とても虚しかったです。
結果!
チケット代3万円以上払ったのにほぼ何もかえず、並びに並んだだけの屈辱的なイベントになりました。
ソフビを集め出してここまで敗北感を感じたのは初めてかもしれません。
そしてイベント運営が結構適当で惑わされまくりました。
ただ、やっぱり知らない街で、国で冒険するのは楽しいですね!
1日目の観光は楽しかったのでそのために旅行に来たと思うようにします。
今回の件で海外遠征のソフビイベント参加は少し懲りました。(懲りてない)
というか、躍起になってお目当てをつくらず、雰囲気を楽しむ方向性で行くべきだなと思いました。