2023/8/27 使用楽曲情報を追記しました。
2014年4月に購入したPaul Reed Smith (PRS) Paul’s Guitarのレビューです。
ギターやってるとPRSって1回は憧れますよね。そんな感じで入手したギターです。
当時レスポールを持っていなかったのですが、ハムバッカーの出力の高いギターは持っておきたかったので、色々検討した中でPRSにしました。
レスポールの代わりと思って買いましたが、結果的にPRSはPRSなので、PRSって感じです。笑
素人は「ストラトとレスポールの間」なんて表現しますが、全然違いますね。PRSですw
Custom 24でも良かったのですが、いろんなお店を試奏して回ってるうちに、ややイナたいPaul’s Guitarのサウンドが自分には最も合ってると思いました。小さめのハムが付いているのですが、これでも僕にとってはかなりハイゲインです。
見た目は超美しい杢目のメイプル。一応アーティストパッケージグレードなのですが、本機は初期型なのでプライベートストック落ちの材を使っていると楽器屋さんが言ってました。
Dirty 100と本機で迷ったのですが、やはりバードインレイが欲しかったのと(Dirty100はムーンドット)、サウンドもこちらの方がモダンでタップ付き等ユースフルなのでこちらにしました。
サウンドの特徴
PRSといえばCustom 24のサウンドが思い浮かびますが、その系統そのままややイナたい雰囲気です。
22Fというのも関係してるのかな。あと、ブリッジが一体型のビンテージっぽいやつです。
低音がもっこり出つつも、プレゼンスがキンキンしていて、兎に角中域がどっしりしている。存在感のあるPRSの音です。アンサンブルや楽曲の中では存在感が出過ぎるので、ポップスでは邪魔になりがちです。大所帯ではピアニストに嫌われる帯域をガンガン攻める事ができます(笑)
その分、ギターソロでは抜群に輝きます。バンド内でギター1人でロックな表現をしないといけない時も大変役に立ちます。(ダブリング等できない場面でもOKということ)
また、ゴスペル等カッティングでもブっとい音を出さないといけない時は最高です。とりあえず「海外のギターの音」って感じになってくれるので、ワイルドな楽曲で使うには音作りに困りません。
ナットは元々樹脂(だと思う)だったので、低音が飽和しがちだったのですが、牛骨に交換してだいぶタイトになりました。
実際の楽曲での使用
ギターで埋めてる感を出したい時には最高です。下記2曲とも僕が作曲した曲です。バッキングを中心に使用しています。
2023/8/27追記
使用感
Gibsonスケールはゆるい、Fenderはきついので、25インチスケールは弾きやすく丁度いいです。逆にいうと中途半端かもしれません。
フレットは大きめのやつなので、チョーキングがすごい容易です。
やや重めですが許容範囲。3.7kgくらいかな。
ネックはCustom24に比べ太め。僕は太めが好きなのでちょうど良い。逆にCuntom24は細過ぎて握り込みづらいので嫌いです。
本機のマホネックの質感が大好きです。
タップあってよかった!と思った事はないです。タップしてもしなくても音が太すぎるからです。
チューニングの安定性。ボリュームなどの操作性は流石に抜群です。
あと匂いがめちゃ甘くていい。最高。意外とギターの匂いって気にします。材のせいか何かわからないけど臭いギターやビンテージの加齢臭がこびりついたギターはちょっと…って感じです。笑
スペック
マホガニーボディメイプルチップ、マホガニーネック、ホンジュラスローズ指板、22F。
塗装はPRS独自の(?)ポリ塗装ですが、年数が経つにつれ、塗装の白濁が随所で起こっています。
どんな独自の技術なんでしょうか。PRSのギターでは時々白濁が起きるとの事で、中古品でも白濁してるものが散見されます。
古い国産のポリ塗装のギターでも良く白濁している物がありますが、そこまではいきませんが高級ギターの名に恥じる設計ミスではないでしょうか?
現在は特殊な(そんなんばっか)ラッカー塗装のものもあるとの事なのですが、なんか信用できません。
最後に
見た目が良い割に僕の仕事ではライブではあまり使いません。そのため何度も売りに出そうか迷った本機ですが、何やかんやで「PRS持ってて良かった〜〜〜。。。」と年に1回は必ず思うので、これからもその時のために大事にしていきたいと思います。