普段アコギのレコーディングやライブセットで使用している各機材の音を比較しました。
レコーディング時は
①ノイマン87ai→アウトボード
②DPA4099→AER dual mix(ファンタム供給→4099)→アウトボード
③ライン(Fishman)→HXSTOMP→ニーヴくん
の3系統でオーディオインターフェースに入れて録っています。
ライブの時はライン→AER dual mixという流れです。
AERのプリアンプ&DIであるdual mixは、2系統同時に出せる便利な機材です。
ご存知の方はわかると思うのですが、AERのアンプはとても良いアコースティックアンプなのですが、独特の色付けが加えられます。音の立ち上がりがかなり良くなり、輪郭がハッキリでます。
弾きづらいと思う方も多いかもしれませんが、プロが使用する際は、音抜けが良いのでクライアントに気に入ってもらえる事が多いです。
今回比較する機材
DPA 4099→オーディオインターフェースにダイレクト
DPA 4099自体とても良いマイクなので、そのままでもいい感じです。
DPA 4099→AER Dual mix2→オーディオインターフェース
AERっぽい音がハッキリする感じが付与されました。素で聴くと上記のダイレクトの方が良い気もしますが、オケに混ざるとこちらの方が抜けが良いです。
FISHMAN Rare Earth(ライン)→オーディオインターフェースにダイレクト
アコギのラインの音ってどうしようもないです。立ち上がりが遅いしぷりぷりです。
このピックアップ自体も悪くないですが、ライン臭いの代表格って感じの音ですね。
FISHMAN Rare Earth(ライン)→AER Dual mix2→オーディオインターフェース
生感のあるアコギの音というわけではないですが、これはこれで良いという感じがします。
ちなみに、ライブの際に大きな会場でこの音を鳴らすと、不思議ときちんとしたアコギの音に聞こえます。
大きな会場では、ハウリングの都合でコンデンサーやダイナミックマイクでアコギの集音をするのは現実的ではないので、AERの音補正がライブの際はかなり活躍します。
最後に
細かい機能の説明などは公式等で載っているので、実際の使用感や、比較を記事にしました。
今回の機材をご検討の方に参考になれば幸いです。