経緯
オーディオインターフェース→モニターに接続しているステレオケーブルの調子が悪くなったので、買い替えました。
毎度機材を買い替える時はケチらず、候補の中で「2番目に高い物」を買うようにしています。
なぜかというと、
- 安い機材はすぐに壊れる(安物買いの何とか…というやつ)
- 一番高い機材は、機能の他に「装飾」や「ブランド」等の「付加価値」が大きい部分がある
そのため、2番目に高い物は、無駄な付加価値がなく、機能にフォーカスしたものが多い傾向にあるからです。
そんな理由で、サウンドハウスの中で、フォン→RCAケーブルで2番目に高いケーブルを買いました。

接続完了
開封前に写真を撮り忘れたので、アイキャッチ画像が空箱ですが。。。笑
まず見た目、可愛いですよね。緑と白のツートンカラーでフラットな形状のケーブルです。



ちなみに、スピーカー自体は二年前くらいに買い替えたADAM Audioの A7Xを使用しています。
買い替え前のケーブルはこんな感じ
それまではYAMAHA HS7という定番スピーカーを使っていました。その際はオーディオインターフェースからスピーカーまでは、普通のフォンケーブルを使用していたのですが、
今使っているA7Xはフォン端子がなく、キャノンかRCAのため、以前と同じフォンケーブルが使えなかったので、たまたま持ち合わせていた、あり合わせのフォン→RCAケーブルで接続していました。音が良くないのは承知していたのですが、結局壊れる(断線)するまで買い替えるのを躊躇してしまっていました。

肝心の音について
ADAM AudioA7X自体かなり良いスピーカーなので、買い替え前のケーブルでも当然音は良かったのですが、良いケーブルにすると、あらゆる面で音の改良が見られました。(比較対象がボロいケーブルだったから余計ですね。)
1.各楽器の定位置がはっきりした。(左右、真ん中のどこに位置しているか)
よくないケーブルやスピーカーは解像度が悪いため、各楽器の定位置が分かりづらく、悪い意味で「モノラル」ぽく聞こえてしまいます。そのため、悪い環境で行ったミックスは、実際のリスニング環境での差異につながってしまいます。
今回、ケーブルの質をあげたことにより、定位置がはっきり見えるようになったため、パンニングないしはEQの的確な使い方に繋げる事ができました。
2.奥行きがはっきり見えるようになった。
理由は1と同じですが、例えば、埋もれがちなスネアのミックスをしているとき、悪い環境で抜けの良い音を作っていると、完成音源ではスネアだけ浮いた音に聞こえてしまう結果になります。
さらに「ああ言えばこういう」じゃないですが、スネアを調整したらギターが聞こえなくなる、ギターを調整したらキックが聞こえなくなる、キックを調整するとまたスネアが….など、悪いループに陥ります。
それが、環境が良くなる事により、的確な調整ができることにより、クオリティの向上どころか、作業の時短にも繋がります。
まとめ:やっぱり迷ったら良い物を買おう
同じようなケーブルなのに、Aは500円….Bは5,000円….どっちでも音は出るのに、10倍のお金を出す価値があるのか?と悩むと思いますが、Bを選択する事により結果的にミックスが早くなったり、機材トラブルも少なくなります。
僕もこれまで、安い機材を買ったために、本番中のトラブルや大事な場面での故障に見舞われてしまう事は時々ありました。良い機材を使うほど、そのリスクは避けられています。
ぜひ、ケチらず、良い機材を買いましょう!笑
