自分で入れた仮歌でコンペに勝つととても気持ちが良い

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プロミュージシャンになるには
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僕は作曲、編曲をする際は、ギター以外の楽器も自分で演奏して録音します。
これは制作をする上でとても時短になるし、自身の音楽力は上がるし良いことばかりです。

ですが、自分自身で最もコンプレックスだったのが「歌」です。

生徒A
生徒A

音楽家のくせに歌下手くそなんですか?

通常、僕らみたいな専門作家は、コンペや楽曲プレゼンの際は歌手の方に「仮歌」を入れてもらうのですが、毎回お願いしていると時間もお金もかかってしまいます。そこで、頑張って練習して自分で入れれるようになった最近は、女性歌唱曲のデモでさえ、自分で歌った仮歌で通るようになってきました。(聴き辛かったらごめんw)

僕に限らず、楽器の専門プレイヤーって、音痴まではいかずとも、歌が下手な人って意外と多いです。
その理由を述べます。

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音感があるからこそ、安定しない自分の歌のピッチにイライラする

これまでギターを何年も何十年も練習してきているので、音感は人の数百倍ついています。
そんな中で、全く練習していない自分の歌を聞くと、ピッチが悪いのが丸わかりなので、気持ち悪くて歌ってられないのです。

上達は勘違いから始まる

ギターを始めた頃は、何もかも初めてだったので、少しかっこいいフレーズが弾けただけでも「俺天才じゃね?」と思っていました。
今当時の録音を聴いたら、下手くそで聴いてられません。(プロになっている以上、一定の才能はあると思いますがw)

歌に関しても、プロの歌手も最初から上手かったわけは無いです。でも才能は関係しています。

そんな中、僕のように楽器をある程度極めて音楽レベルが高くなってしまってからでは違う意味でハードルが高くなります。

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無音階の楽器は特に難しい

ギターやベース、ピアノ、ドラムなどは、フレットがあったり一定のピッチが担保されていますが、ヴァイオリンや歌などは、ピッチの境目が無いので、ある程度音感が着いてしまってから練習を始めても、自分のピッチが気持ち悪くて中々上達できません。
音感自体はあっても「自分」という声の楽器は歌に耐えうる仕様の喉になっていないからです。

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でも、やるしかない。なぜなら歌物作家だから

先輩作家に「歌物を作る作曲家なら歌えないとダメだ」と散々言われてきたのですが、上記の理由からなかなか練習をしてきませんでした。

でも、心を入れ替えて歌を練習してから、どんどんと良いメロが作れるようになりコンペの勝率もぐんと上がってきました

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別に、プロの歌手になるつもりはないから、せめて提供相手に伝わる程度の歌は歌えるようにしよう

こう思えるようになってから、少しハードルが下がりました。別に自分の声の曲が世に出るわけではないし、とりあえず一生懸命やってみよう。そう考えて2年程度経ちましたが、いよいよ自分の仮歌で提出したコンペでも勝てるようになってきました。

締め切りが迫る際に、作詞、仮歌、他の楽器,,,と外注していたら、その分制作の期間が短くなるし、資料を準備するなど別の労力ばかりかかってしまいますが、自分で全てできると、全てが思い通りになります。他人のアイディアを盛り込んだ方が良い場合もありますが、それは実際の制作に入ってからで良いと思います。デモの段階から他人に頼ってばかりだと、誰が作った曲かわかりませんよね?

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結果的に仕事の視野が広がった

結果的に、今は本チャンのコーラスも僕の声で入れさせていただいたり、ライブやコンサートでもギター+コーラスで演奏させていただく機会も出てきました。

さらに、ある程度歌えるようになったことにより、アーティストさんの歌録りのディレクションの際に、実際に自分で歌ってイメージを伝える事ができるようになったので、良い事ばかりです。

自分の声、強いては自分の歌声ってとても聴くのが気持ち悪いですが、頑張って練習して慣れてしまった先には、さらに大きな夢が広がっています。

いつか主旋律も歌った曲をリリースしたいな。笑

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