音楽以外の趣味も持った方が良い。その方が曲の幅が広がる

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コラム
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時々「趣味はありますか?」と聞かれるんですが、そういえば趣味と言える程の趣味ってありません。
僕の仕事は音楽を作って演奏する事なので、正直仕事と趣味の境界線がありません。

一日中仕事してると言ってもいいし、一日中趣味に没頭してると言っても良い。

メリットとしては、好きで買っているギターや機材が全部経費になります。笑

それはおいといて、一つの事に集中する事はとても良いことなのですが、それだと人としての面白みがあまりありません。

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音楽だけやっている人の音楽は面白くない

僕のように、普段音楽しかしていない人は、生活のほぼ全てが音楽です。
他の分野でも言えると思うのですが、そう言う人が作る作品は、専門的すぎて面白くないです。

例えば、超難解なフレンチの料理人が作る料理、すごいな〜!とは思いますが、腹へった〜!食べたい!とはあまり思いませんよね?「自分には遠い世界の料理だ」と思いませんか?

つまり、音楽だけをやっている人は、どうしても自分の感覚だけで、専門的になりすぎている事に気がつきません。

一流料理の知識は必要ですが、世間様に広く知ってもらうには、それを如何に効率よく生産して供給しる事を考えないといけません。

どっかのコピペにあるように、コーラとハンバーガーが世界で一番売れている食品だから、それが最高の食べ物だ。みたいな感覚です。

ハンバーガーはジャンクな食べ物のイメージかもしれませんが、意外と素人が作ろうとしても上手くいきません。そういう「技術ありますよ〜!すごいでしょ〜!」と思わせないけど、素人には真似できない絶妙な作品こそ美しいのです。

歌詞にも面白みが出ない

歌詞を書く時って、どうしても自分の人生経験や好きな事っていうのが出ます。
でも、毎日音楽しかやってない人は「この空に〜、五線譜を広げて〜!」みたいなやばい歌詞しか出てきません。笑

たくさん遊んだり、恋愛したり、色々な事をしている方が、歌詞の深みは確実に出ます。

遊ぶことは悪ではない

練習・勉強はとても大事です。僕は遊びに行ったりゲームをしている時間があったらギターを練習していましたが、その頃の作品って「The 俺のギターを聴けぇえええ」みたいな曲で、あまり面白くなかったと思います。今は平気で1日中アニメみたり、ゲームしたりする日も多いですが全く罪悪感がありません。(ちょっと考え直したほうがいいかも)そういうインプットをする事で、より「世間に受け入れてもらいやすい」作品が作れるようになります。

面白くないテレビのバラエティ番組や、生活に何の役にも立たないくだらない芸人のネタ番組にも、歌詞や曲のネタは散らばっていますよ。
音楽だって、生活必需品ではないんですから。

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実力=売れる訳ではない

上手くなれば上手くなるほど、売れる訳ではありません。
もっと「遊び」が必要です。

世間的に売れているアーティストやバンド等より上手い人やすごい人はいくらでもいます。

じゃあ何故そのアーティストたちが売れているのかというと、この「遊び」があるからです。

それはルックスかもしれないし、面白いトークかもしれません。運も同時に持ち合わせていると思います。

世間的に認められるアーティスト、ミュージシャンになるには、リスナーに寄り添った、リスナーに聴いてもらえる形に噛み砕いて提供できる事が大事なのです。

結果は後からついてくる

練習は大事です。練習をすればするほど上手くなります。
遊んで他の事ばかりしてる人はその時は上手くなりませんが、柔軟性はつきます。その後10年もあれば別のルートで前者に追いつく事は無理ではありません。

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音楽以外の要素が売れる秘訣だったりする

自分もそうなんですが、ほっといたらずっと音楽をしています。息をするレベルで音楽をします。

思い切って休んで、旅行に行ったり、アニメや映画をみたり、他に好きな事を作った方がいいです。

我々の音楽レベルは非常に高い所にあるので、音楽をしていない友達に「Dメジャーのキーって何色に見える?俺は黄色。フラット系は寒色系の淡い色に感じるんだよね。」とか言ったらドン引きされます。

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音楽の仕事をしていると、それ以外のコンテンツとも関わる事がある。

例えば僕の場合、とある有名なゲームの音楽のレコーディングに参加させていただいたのですが、そのゲームのシリーズがとても好きなので、自分的にはかなり気合いが入った仕事でした。

クライアントの方に「今までこのゲームのシリーズはプレイされた事ありますか?」の問いに

「はい。もちろんあります。ちなみに僕は○○の●●が好きで….」

など、多少知識があればそのまま話が盛り上がり、なんなら新しい仕事に繋がったりもする訳です。

その時クライアントさんが言ってた言葉で印象に残ったのが
「ミュージシャンの方って、あんまりゲームをやらない方も多いので、できたら作品の内容も知ってくださっている方の方がいいんですよね。」

でした。僕らがレコーディングするにあたって、作品を知っておく事は直接は関係ないのかもしれませんが、魂というか、モチベーションというか、次につながるというか…色々、知っておいた方が良い事って多いです。

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〇〇好きミュージシャンになる。

時々楽屋でも、共通の趣味やゲームの話で盛り上がって、音楽の話を全くしないメンバーがいる事があります。
あくまでも音楽は仕事ですから、それ以外の時間は別の事をしていた方が、リラックスできる事もあります。

僕は練習ばっかりしている人間だったので、こういう話には付いていけませんでした。特にパチンコの話。笑

喫煙所フレンド

ミュージシャンは喫煙者が多いので、喫煙ルームで仲良くなるパターンもよくありましたね。

僕は非喫煙者ですが、メンバーが全員喫煙者なので、吸いもしないのに喫煙所について行ったりしてました。泣

最後に

以上、ミュージシャンをやっていると見落としてしまいがちな「遊び」の部分についてお話ししました。

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