2021年2月に購入したサイケデリズム製MODERNCASTER S #026 Multilayer Turquoise Metallicのレビューです。
先日、トレモロスプリングの本数の音検証の記事を上げましたが、その上でスプリングは3本のまま、違う種類のものに変えてもらい劇的に音が変化したので、改めて記事にしました。
本楽器についての過去記事は以下にリンクしておきます。
サウンドの特徴、スプリングを交換した印象
完全にヴィンテージに照準を当てたストラトです。元々はSigil Pickups 1960 True Vintageというマイクが載っていましたが、僕的にやや音が細かったので、同じSigil Pickupsのもう少しモダンなものに変えてもらいました。そのほかブリッジをベタ付けにしたり、トレモロスプリングの本数を変えたり種類を変えたり、色々試行錯誤しましたが、今回の調整でかなり理想に近づきました。
↓以下前回の記事から、元々付いていたスプリング2本で弾いた音です。倍音多めでかなりローファイなビンテージサウンドですよね。
この音自体は好きなのですが、どうにもこうにも自分が普段やっているアニソンやJpopに使う際は、アンプの選択や音作りで多少時間が必要で、弦テンションも低かったので改善したいと思っていました。
今回、RAW VINTAGE ( ロウビンテージ ) / RVTS-1というものに交換してもらったところ、「ヴィンテージ感」は少なくなったのですが、元々このギターが持っている枯れた鳴りと、RVTSの艶のある響きが完全にマッチして、ヴィンテージサウンドなのに現代の音楽にもマッチする完璧な「ストラト」になりました。

記事トップのサウンドを改めて聴いて欲しいのですが、先に述べたように、倍音感は少なくなったものの、しっかりヴィンテージっぽい音はするのに音ノリもいい音になっていると思います。前回と同じ曲で比較すれば良かったのですが、敢えて別で録りました。
実際の楽曲での使用
まだ新しいスプリングで録った曲はないですが、以前の状態でももちろん良い音がしますよ。
2022/11/27
追記しました。
使用感
サイケのギターは指板がフラットなので、Fenderのソレとは感覚は全然違うのですが(フラットの方が弾きやすい)このギターに関してはサウンドもフェンダーに結構近いです。その上でサイケ特有の現代の音楽にマッチした音感は健在です。
Fenderのギターは嫌いではないのですが、やはり外車っぽいというか、小回りが効かない印象なんですよね。
逆に、国産ギターは小回りが効くけど、音のワイルドさがないみたいに言われますが、サイケは本当にその間つく「いいとこ取り」なギターなんです。
その中でも、このストラトは「玄人向け」に振り切ったギターになっている印象です。
スペック
アルダーボディ、メイプルネック、ローズ指板、21F。詳細は公式へ。

最後に
ストラトは「改造してナンボ」と言えるほど、パーツ交換や調整で音が劇的に変わる楽器です。その中でも塗装や材に拘った本機は、凄まじいポテンシャルを秘めた「ストラト」です。
既に
— psychederhythm (@psychede1999) February 15, 2021
Psychederhythm(サイケデリズム)の
ギターを4本
ベースを2本所有下さってます
ギタリストの「海津信志さん (@shinjikaizu)」が
気にされてました
Moderncaster S試奏の為
ご来店下さり
チェック後
お気に召され
ご購入頂きました!
とてもバランスの良い1本!
是非!!!!!酷使してやって下さい。 pic.twitter.com/wyYipBdXbb



2022/11/21
過去記事も合わせてご覧ください。
以下に本楽器についての記事をまとめています。
