・ギターの練習は沢山しているのに、なんか最近頭打ちだなぁ。
・ギターソロを一生懸命弾けば弾くほどカオスになってる気がする
・自分のプレイの録音を聴いててしんどい。
こんな事ありませんか?僕はありました。スランプになればなるほど沢山練習しようとして、さらにドツボにハマってしまい、抜け出すまで大変な時間がかかってしまいます。
今でもそういう事はありますが、そこまで長く悩む事は無くなりました。
スランプに陥っている時には必ず見失っている事があったからです。
練習は沢山しているのに、なんか最近頭打ち感がある方へ
1.弾くフレーズを歌ってみよう
早速ですが、4小節程度で良いので、ギターソロを作ってみてください。アドリブでも結構です。
はい、ちょっと待って。
いやもう作り始めてるんですけど。。
今できた1フレーズ、2フレーズを、声で歌いながらギターと一緒にユニゾンさせて弾いてください。
えっ…ラ…ド…レミー….
あ、音名は解らなくて結構ですw
ディディディディ〜ん!とかでいいです。ピッチが悪くてもいいです、歌のうまさを求めてるわけではないので。
バカにしてるんですか?歌えるわけないでしょ。
歌えるわけないですか?じゃあそのフレーズ、あなたのどこから出てきたフレーズですか?
頭で考えたフレーズですか?それとも、小手先どころか、指先から出てきただけの動きを弾いただけじゃないですか?
….確かにそうかも。。
例えば、ギターが好きなあなたならあると思うんですが、友達とカラオケに行って、大好きな曲を友達が歌った時、間奏のギターソロを「ウィイイン!デデデェエエン!テレレレ〜レ〜〜ン!」とか歌ってませんか?
た、確かに。ギターソロとはいえどメロディを弾いてるっていうことなんですね。
そういう事です。歌のメロディと同じで、ギターソロにだって、キャッチーで覚えやすいメロディ、流れ、展開が必要なんです。ギターらしいテクニック(チョーキング・ビブラート)も混みで「作曲する」つもりでやってください。
そうすることでメロディの終始がしっかりできて、息継ぎによる休符がつき緩急が生まれます。
そして、サウンドが飽和してカオスになるのを防ぐことができます。
ギターソロを一生懸命弾けば弾くほどカオスになってる人の特徴
ただ指を動かすだけで弾いているので、フレーズの「中身」が無く息継ぎ、終始のない音がダラダラと連り、「抜け」感がなくなっている。
こんな感じで歌を歌っているイメージです。
はなやの〜み〜せ〜さき〜にな〜ら〜いろんなは〜な〜をみ〜て〜いと〜それ〜ぞ〜れ〜この〜みはあ〜る〜どれも〜みんな〜きレ〜なかでだればいちばんだならそうことばけつのなかほこらちゃんtmかhさjgl
↑いいメロディ、いい歌詞のフレーズがたくさんあるのに、切れ目がなかったり音の始まりや終わりを適当にしすぎて、とても聴きづらく台無しにしてしまってますよね?
焦れば焦るほど、緊張すればするほどこうなりませんか?
あなたのギターソロってこんな感じなんです。
聴いててしんどいんですよ。
先ほど紹介したフレーズを声に出す練習をすることによって、息継ぎをしないといけなくなるので、そのタイミングでフレーズを終止させる必要が出てきます。そうすることによって「間」ができて、一つ一つのフレーズが「、」で区切られ、浮き立つようになってきます。
昔、ギターの先生とかによく
「お前のフレーズは歌心がない」
と言われたものですが、僕は
は?ギターやのに何が「歌」心やねん。弦見えなくなったんかこいつ
とか最悪な事を思っていましたが、歌心=フレーズの区切りをつけ、緩急のあるメロディとして奏でる。という事だったんですね。(もっといい結論付けができそうなのでまた思いついたら追記します。)
2.自分の演奏、練習をいちいち録音する
自分のプレイの録音を聴いててしんどい。
これ、できてるだけでも素晴らしいです。自分の録音を聴くのって、一番の練習になります。それと同時に一番のストレスになるのです。
あれ…自分で思ってたより録音だと…下手だな俺。録音機材がおかしいんかな。PAさんに文句言ったれ。
録音した自分の声を聞くのって気持ち悪くないですか?
僕はすごく嫌いです。笑(最近は自分で仮歌を録るようになったのでちょっと緩和してきましたけど。。)
それと同じで、意外と自分の弾いてるギターって客観的に聴けないんです。
なるべく綺麗に録れた自分の録音を聴きまくるだけでも、「ここは…直した方がいいな」と反省ができるものです。練習中などもいちいち録音してみてください。
スマホのボイスメモでも結構ですが、以下のようなコンパクトレコーダーがあれば便利ですよ。
練習をしていないのに、上手くなった例
3.とにかく、聴く。沢山聴きまくる。
以前、ある生徒さんが病気でしばらく入院される事になり、その間全く練習をしていませんでした。
ですが、退院したのち初めて合わせをしたところ、めちゃくちゃ上手くなってたのです。
えwwwめっちゃ上手くなってません?どんな練習してたんですか?病院のベッドでwww
いやほんと練習してないんです。でも、超暇だったので音楽は腐るほど聴きました。
これは深く感心しました。元々よく練習していた方なのですが、練習ばかりしていたせいで音楽を聴く時間を取れていなかったため、「演奏したいイメージ」を作れていませんでした。入院した事により否応無しに音楽を沢山聴きインプット出来た結果、元々の練習の成果を活かせて上手くなったのです。
よく考えると当然なようですが、意外な盲点だったので僕自身もこの経験がすごく勉強になりました。
まとめ:音楽力を上げる事が大事
ギターが上手くならない人の特徴は「指で弾きすぎている」特徴がありました。
上手くなるには、練習以前に人の音楽や自分の録音を「沢山聴く」事が大事です。聴けば聴くほど良いです。種類も多いほど良いです。
ギターが上手くなる=「音楽力を上げる」=メロディを作る、1つのストーリー、楽曲を作る感覚を養う必要があります。