【音楽業界の闇】昔、悪徳事務所に騙されそうになった時の話

プロミュージシャンになるには
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音楽業界には「夢を見る若者(を中心にお金を取れる人たち)」を食い物にする悪い事務所が時々….いや結構あります。


僕もこれまで、特に駆け出しの頃にはこういう事務所に騙されたり、騙されそうなったりしました。
今はちゃんとした事務所に所属しているので変な目に合う事はないですが、そこにたどり着くには色々苦労がありました。


何も知らない人からしたらちゃんとした事務所も変な事務所もパッと見じゃわからないですよね。
そう、悪徳事務所って、多分自分たちが「悪い事をしてる」っていう感覚がないんですよ。


あぁ〜怖い。

おばはん
怪しい事務所を経営してる人

私たちが音楽業界で生き抜ける人材を育てるのよ。それは、私たちに巡り会えたあなたにとってとてもラッキーで貴重な事なの。だから育成費を高いだなんて思っちゃだめ。
まぁ今はたまたま仕事が無い時期だけど景気が良くなったらウチも音楽の仕事で溢れるから、今準備しておかないでいつするの?自己投資よ!

これから色んな事務所主催のオーディションを受けて、アーティストに限らず作曲家やアイドルになりたい方は、ぜひこの記事を参考にして、気をつけてください。

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怪しい事務所の特徴1:なんかどんどん次の審査に通過する

僕が20代前半の頃、個人でギタリストをやってても中々仕事が入らないので、所属できる事務所を探していました。


ちなみに「何があっても音楽の仕事だけしかやらない」と決めていたので、当時の月収は5万円でした。笑

・Point
ギターをはじめ楽器プレイヤーは、仲間づてで仕事を得ることも多いので事務所に所属せずに個人で活動してしっかり生計を立てている方もとても多いです。

大手から個人事務所、至る所に自分の音源とプロフィールを封入したデモを送っても、全く返事が来ません。高校生の時に組んでいたバンドでオーディションに応募した時は、メジャーレーベル含め数社から返事が来て、そのまま活動に繋がっていたので、若さって審査基準として大事だなと痛感しました。


20代になって技術レベルも音楽学校を卒業した程度の個人のギタリストじゃ、需要なんか無いですよね〜。泣


今となっては逆の立場で、時々オーディションや人様を選出させて頂く事もありますが、やっぱ若ければ若いほど強いです。仮に実力が伴ってなくても、育つ余力がいくらでもありますからね。


少し話がそれましたが、その20代前半の時にデモを送りまくっていた時、唯一1社から返事がきました。そこは、バンドやアーティストが所属しているというよりは、商業施設のイベントにパフォーマーを派遣するインペグ屋さん的な事務所でした。


そこのブログを見たのが応募するきっかけだったのですが、なぜか「実務実績報告の記事」が全くなく演奏者、パフォーマー募集!」の記事や内容ばかりが並んでいました。

昔の俺
昔の俺

シークレットの案件もあるから、あんまり実績は書けないのかもな〜

程度にしか考えていなかったのですが、せっかく返事がきたので、2次審査に向けて、楽曲を準備して、実技審査に向かいました。

実技審査:色んなジャンルの人たちが雑多に集まっている

会社自体はビジネス街の雑居ビルの中。複数階借りてるので、維持費は稼いでいるのかとは思いましたが、実際どうなってるのかは知りません。


控室に向かうと、同じく書類の1次審査を通過したであろう「歌のお姉さん(おばさんだったかも…)」「オルガン奏者」「俳優」など、色んなジャンルの方が関係なく集まっていました。また、僕の他にもう1名ギタリストの方もいらっしゃいました。


審査料の5,000円(だっけな)を支払い、いかにも性格悪そうなオバハン社長的な方に、面接と、演奏を見てもらいました。

おばはん
おばはん

あーはいはい。オッケー。じゃ次

…そんだけ?一応審査料払ってるのにコメントくらい欲しいんやけど。。。


ちなみに、もう一人いたギタリストの方が、明らかに僕より上手かったので、ここで僕は審査に落ちたな。と落胆して家路につきました。

後日….なんと通過!!

なんと合格通知が来ました。笑
そして3次審査(何次まであんねん)も、同じ場所での審査。


に加え、レクリエーション?とやらもあるらしく、受かる気満々で会場に向かいました。

昔の俺
昔の俺

そういえば、、俺の他に誰が審査に残ってるんやろう。。。

残っていたのは「歌のお姉さん(おばさんだったかも…)」と、あと2、3人でした。(覚えていない)


しかもその歌のおばお姉さんは、正直お世辞にも歌がうまいとはいえないので、落ちただろうなぁ〜と思っていたので、意外でした。そして、


もう一人いた上手いギタリストは、その場にいませんでした。

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怪しい事務所の特徴2:なんかやたらお金を払わされる。

その後、また5,000円くらいの審査料を払い、またあの嫌な社長の審査に。。

おばはん
おばはん

あなたは中々良いセンスがあるわ。でも、まだ現場に出すわけにはいけないから、うちでしばらくはレッスンを受けてもらうことになると思います。レッスン料は月3万円ね。

はは〜ん。まぁ俺も実際実力が足りない部分もありますからレッスンを受けるのはしょうがないとして(とはいえ音楽の専門学校行ったから既に親に数百万円出してもらってるのになぁ。。。)、その後所属した際の報酬形式も話がありました。


最初の1年は研修として月1本程度の仕事で、ギャラが1万円程度とのことで、さらにそこから半分マネジメント料として持っていくとの事。


は?


それ、月1本の仕事で実質5,000円のギャラで、レッスン料3万払うんだったらずっと赤字やんけ。


さらにその後、所属料が18万円(月収5万からしたら大借金)かかると聞かされ、僕はやっと気づき始めました。

海津
海津

これ、元取れるのいつ?てか、、、詐欺(まがい)じゃね?

てか所属料ってなんやねんw
多分、先の上手いギタリストさんは、早々に気づいて辞退したんでしょうね。

3次審査の結果、当然合格

その場で合格が通達され、後日、所属説明会へ。


事務所所属についてのビデオ(VHSwwww)と、前世紀の雰囲気漂う90年代のパンフレットを見せられながら、僕は「これは、あかんやつかも。」と思いながらも、せっかく掴んだチャンスを無駄にできないと、18万円工面してきました。(親に借りました)


説明を受けている間、隣には「歌のおばさん」がワクワクした表情を浮かべている…。
そして、所属契約を結ぶために一人一人別室に呼ばれては席を立っていきました。


僕はなぜか「ワクワク」より「一緒にしないといけない」感覚がありました。(同調圧力ってやつ?)


僕はもう頭の中がパンパンでしたが

昔の俺
昔の俺

あかん

と気づいた僕は、突然全てを投げ出してその場から逃走しました。笑


幸い、その後追いかけられもせず連絡もなかったので無事でしたが、あの「歌のおばさん」だけが、今どうしてるのか気になってしょうがありません。。。笑


あと、親に借りたお金も無駄にせずに済んだので、よかったです。(自分で工面しろ)

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怪しい事務所の特徴3:稼ぎ口のメインは所属料、高額のレッスン料であり、実際の仕事は無いに等しい

実際にイベントや音楽の仕事も請け負っているには請け負っているようだったので、グレーなのかもしれませんが、実際は高額の所属料とレッスン代で収入を得ているのではないか?と思いました。


よくよく考えてみると、当時の俺に本当に実力があれば、オーディションに応募した他の事務所からも返事が来てたはずです。


実力が無いが故に、こういう怪しい事務所に騙されて、高額のお金を支払ってしまう人が後を絶たないのは、悲しいですね。


先にも述べましたが、多分事務所側の本人たちは、自分が怪しい、悪い事をしている自覚がないと思います。もはや「所属させてあげる」「レッスンを受けさせてあげる」と思っている感じがしました。実際は請け負っているイベントや音楽の仕事なんか少ないくせに。。。。

余談ですが
特に所属していない時は、自分の実力を確かめるのも兼ねて、色々な事務所にでもテープを送るのを毎年の恒例行事にしていました。完全フリーになっていた20代後半の時に実行した時は、20社くらい送った中からなんと5社以上から返事がありました。その中から、デモ資料への返事が最も早かった(10分w)現在の事務所に所属する事になりました。
でも所属する事がゴールじゃありません。そこからが本当の地獄の始まりですから。笑
経験談も書いていますので、こちらの記事も読んでみてください。
【お悩み相談】楽曲コンペって勝てるの?「勝つ方法教えます。」
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最後に

今回の例に限らず、音楽業界(に限らずかもだけど)は結構こういうグレーな感じの事務所や団体が多いように思います。


どうか、自分を見失わず、本当にやりたいこと、表現した事ができるように、音楽を楽しんでください。


ただ、己の実力不足がこういう所に引っ張られてしまう一つの要因である事も確かなので、十分に気をつけてくださいね。

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