今まで小さめキャパのライブはHX StompにアナログのODという組み合わせで行ってたのですが、どうしても音質劣化に耐えられなくなってきました。
近年の小型マルチやシミュレーターはとても音が良いのですが、どう頑張ってもアンプ直の音に対して劣化するというか、アンプ直が24/48のwavだとしたら、シミュレーターを通した音は128kのmp3って感じです。笑
特に、管楽器やドラムなどの生楽器と合わせていると、どうも自分の音だけデジタルで浮いている印象になってしまいます。
いくら色々なエフェクトが使えて便利だとしても、そもそもの音がよくないと元も子もないのです。
小さい会場のライブほどアンプからの音が客席に聞こえるため、音質はよくした方が良いと思っています。
逆に、大きい会場の場合は自分のアンプの音が客席までほとんど届かないので、演目次第でシミュレーターでも良いなと思っています。
と、前置きが長くなりましたが、そういう理由でライブ用のミニボードを作ったので内容紹介です。メインボードの記事も上げているので良かったら比較してみてください。
今回も製作は名古屋の「ドクターMusic」さんにお願いしました。とても綺麗な配線、仕上げで、音しつもとっても良いです。いつもありがとうございます。
コンセプト
ライブで使えるミニボード。最低限の仕様で、アコースティックギターにも使いたいので、空間・モジュレーション系の音質は重視。あと、単体のリバーブを持っていなかったので、自宅録音の際メインボードに接続して使える事。
搭載エフェクターリスト
KORG ペダルチューナー Pitchblack X
一番見やすくて、ピッチ調整(440→442等)単純なチューナーということでおすすめしていただきました。
別途バッファー等を搭載したくなかったので、良質なバッファーが搭載されている所もグッド。
前回と同じPolytuneもおすすめされましたが、昨日過多で使いにくいので却下しました。
Blackberry JAM Blackcurrant
いつものブラックベリージャムのペダル。
持ち合わせのペダルもあるので使えたのですが、今回のボード製作のために那須さんに連絡して作ってもらいました。
BBJのペダルの中でも歪み量の範囲も広く、比較的深い歪みまで使えるのでこの機種にしました。
ドクターMusicさんの他のODも色々試奏しましたが、やはり自分にはBBJが一番しっくりくる様です。
BOSS 技WAZA CRAFT CE-2W Chorus
15年ぶりくらいにBOSSのコンパクトを導入しました。笑
技ブランドはとてもいいですね!他にも汎用性を考えると候補は色々ありますが、シンプルにコーラスだけど考えるとこの機種はとても良いです!
Free The Tone/CW-1Y COSMIC WAVE Multiple Filtering Delay
フリーザトーンのコンパクトディレイです。
メインボードでは同メーカーの上位機種F T-1Yを仕様していますが、個人的に音質もそれと変わらないように思います。クセのないディレイです。僕は普段DAW上のオーディオ的なディレイに慣れているので音質はすごく好きです。
FT-1YはMIDIで細かく設定して使うのに向いていますが、このCW-1Yはツマミで直感的に操作しやすいのもいいです。もはやこちらの方が使いやすいかもしれません。
右スイッチでタップやプリセット切り替えが簡単にできて良いです。
Strymon/Cloudburst クラウドバースト リバーブ ストライモン
今回のメインエフェクター!
とりあえず悩んだらストライモンにしておけばいいやというくらい音質が良いです。
こちらも大きい筐体の上位機種がありますが、僕は使ったことがありません。
ただ、こちらもシンプルな操作感でつても使いやすいです。
最近のアンビエントな曲でよく聞かれるアンサンブルリバーブが手軽に使えるので、制作でもとっても役に立ちそうです。
最後に
先日城田純さんのワンマンライブでライブデビューしましたが、目論見通りの素晴らしい音質でコンパクトなボードになったと思います。
アンプを通した時の音質劣化・変化も気にならなくなり、ストレスなくライブに取り組める様になりました。各ペダルのスイッチが近いのはしょうがないけど慣れたら大丈夫でそうです。
家でも制作ではメインボードに繋いでリバーブや他エフェクトの補助として活躍しています。
ドクターMusicさん今回もありがとうございました。また何かある際はよろしくお願いいたします。