音楽家でプロになれない人の3つの理由

プロミュージシャンになるには
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あなたにとって「プロミュージシャン」ってどんなイメージですか?

生徒A
生徒A

バンドのライブ、ツアーで大勢のお客さんを集めたり、CDや音源配信で音楽チャートに入っている人。

生徒B
生徒B

音大の先生とか?

なんか偉そうな人
なんか偉そうな人

音楽やって1円でも稼いでたらプロなんだよ。責任持ってやれや。

僕にとって「プロ」の基準は「音楽の仕事で生計を立てている」人です。


33歳作曲家・ギタリストの仕事内容と収入源を徹底解説の記事でも書いたように、僕自身はアーティストとして真ん中に立ってライブや音源を出したりは、ほとんどしていません。音楽を本気でやっている人でも色々なパターンがあると思います。

  1. (僕はこれです。)自分のリーダーライブをしても、最大時で、50名のお客様に来ていただいて万々歳、という感じでした。でも音楽の仕事だけで生計を立てており、多くのアーティストに曲を書いています。

  2. バイトや他の仕事で生計を立てながら音楽活動をしている方でも、大きなライブハウスを満員にするようなアーティストさんも多くいます。

  3. 兼業や、会社の事業の一部として音楽をしている人もいます。場合によればかなりの予算を投入し、かなりクオリティの高い作品を作る事ができます。

さて、どれが「プロ」だと感じますか?

生徒A
生徒A

なんかわかんなくなってきた。

人それぞれ「プロ」の基準に差があって、僕自身もこれについて人と話してて驚くことも多いし、自己紹介になって自分の事を「僕、プロなんです」って言うのが結構恥ずかしいです。笑



街中で人が僕をみても「あぁ、平日昼間っからギター抱えてる大人がおるわ。。ちゃんと仕事してんのかなあの人。。」って思われてるはずです。汗

海津
海津

初めまして。僕、プロミュージシャンなんです。

…なんか、怪しくないですか?笑

男友達A
損得だけで物事を考えている人

俺の事、信用しろよ!損はさせないからさ!

これ、信用できます?笑



ちなみに凄いプロの人や著名なアーティストさん、大物歌手って、僕がお会いしてきた経験上すげぇオーラがあるんです。(プライベートでもただならぬ物が出ています。)


例えば街中に居ても「あの人、なんか只者じゃなさそう…」「凄い事、やってそう。。」みたいな人、表参道とか行けば居ますよね?笑


恐れ多いですが、こんな僕でもお客様や生徒に「やっぱプロってすごいですね!」みたいな事を言っていただく事ってあるんですが、そんな僕にとっても、自分よりさらに上の「プロミュージシャン像」ってのがあって、より極みを目指して「プロになりたい!」といつまでも思っています。


…さて、また前置きが長くなりましたが、最初に書いた「音楽で生計を立てれている」人をプロの基準として、これまで僕が会ってきた人や生徒で、いくら頑張っても、気持ちがあっても到達できない人には共通した3つの特徴がありました。

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その1:自分が行きたい業界に必要な練習をしていない

こんな人がいました。

現場には1時間前に来て練習しているミュージシャン
現場には1時間前に来て練習しているミュージシャン

僕、本当はポップスがやりたいんですよね。でもポップスの現場が中々増えなくって困ってます。

彼は普段はトラディショナルなカントリー系の音楽が得意なミュージシャンでした。ライブ活動も多くギャラで何とか生計が立てれいてる状況でしたが、より高みを目指して、トラッド音楽よりマーケットの大きいポップスの仕事をしたいと思っていました。


でも、彼には見落としてしまっている事がいくつかありました。

ポップスを弾いても(良くも悪くも)カントリーっぽいサウンドになってしまう。

例えば、カラオケ王決定戦!みたいなテレビ番組を見ている時、元々民謡を歌っている人がJpopを歌うと、民謡の歌い回しが出たりしてますよね?


これって「その人らしさ」が出るけど、そのクセがいつの場面でも必要か?と言われたら微妙じゃないですか?
あえて「クセが必要」じゃない場合、それが逆にウィークポイントになる気がしませんか?


余談ですが、歌手のMISIAさんはご自身のメインのツアーとは別にSOUL JAZZツアーといって外国のソウルジャズ本場のミュージシャンをバックバンドに従えてライブを行っていました。同じ曲でも全然サウンドが違っていたので、比較もできておもしろかったです。

そもそも、使っている楽器がポップス向きではなく、カントリー向けの楽器だった。

使用している楽器にも、ジャンルの向き不向きがあったりします。


「実力で押し切る」ことも不可能ではないですが、極端な例を出すと、ビンテージのストラトで、ダウンチューニングのメタルを弾くのはちょっと無理があると思いませんか?


無理ではないけど、素直にモダンな24フレットある楽器を使った方がサウンド的にも見栄え的にもゴールが近いと思います。

「ポップスくらい弾けるわ」という安易な考えを持っていた。

上記2項目にも共通すると思うんですが、はっきりいうと「ナメてかかってる」んですね。
自分がやっているジャンルは技術も要るし沢山練習もしたから、他のジャンルをやっても対応できると思っているのかもしれません。


和食作れるからイタリアンも作れるやろ、みたいな感じですかね。
トラディショナルなニューオーリンズジャズをやるのに、ESPの7弦ギターを持ってこられたらびっくりしません?笑


音楽にも、多種多様な種類、ジャンルがありますし、それぞれ極めるのにはとても時間と鍛錬が必要になります。

仕事を頼む側からすると「あえて違うジャンル」の畑から人材を雇うのって「博打」なんですよ。


それが「良い結果」を生む場合もあると思いますけど、普通は安心して頼める人から打診すると思います。

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その2:他の事に(バイト)時間を使ってしまっている

とある後輩に演奏の仕事を頼んでいた時のことです。

生徒A
後輩

すみません。今度の演奏の日なんですが、バイトが入っちゃったので出演できなくなってしまいました。また是非呼んでください。


一生呼びません。


バイトしているその1分1秒を、ただでさえ少ない枠しかない音楽の仕事を獲得するために頑張っている人がたくさんいます。


たまに入った音楽の仕事より、バイトのシフトを外せない気持ちは…解りません。本末転倒ですよね。


早くバイトリーダーになって就職してください。

別記事でも書きましたが、自分のやりたい音楽以外はやりたくないので、あえてバイトや他の仕事をする方が心身的に安定する人もいます。
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その3:本当はアマチュアでいいと思っている

ある年下の20代中盤の人に相談された時のことです。

生徒A
懸垂マシンを買ったけど物干し竿になった人

プロになりたくて上京して数年になるんですけど、これからどういう風に活動していったらいいですかね?

海津
海津

まずライブ活動とかたくさんして、何か音楽の仕事が入ってもすぐシフト変えてもらえるようなバイト探してみたら?

生徒A
懸垂マシンを買ったけど物干し竿になった人

は、はぁ、、、でも僕なんかが厳しいプロの世界でやっていけるとは思わなくて。。。


????
まずやりたい音楽や目的もないのに上京して、自信もないやつに仕事など来ないと思いますが。。。


どうなんでしょうか。この人にはアドバイスすらできませんでした。


「音楽を仕事にする」って言う事、なめてますよね。というか仕事なめてません?w

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まとめ:思い込みすぎると危険

なぜか「音楽をする」=「プロにならないといけない」みたいな極論で考えてる人が多いように思います。


それで仕事になる音楽とのギャップ心折れてしまう人が多いです。


自分の身の回りのアーティスト仲間の活躍に触発されたりしてるんですかね?
でも、あなたはあなたなんです。誰かを追いかけている時点で追い抜く事はできません


音楽を仕事にしている人って「好きすぎて気付けば仕事になっていた」タイプの人がほとんどです。


僕からみて、近い所で別ジャンルのプロの人って、例えばギターのビルダーさんやエンジニアさんですけど「うわ〜、この人ら、むちゃくちゃオタクやなぁ。。。(引)」てなるくらいの人ばっかりです。笑
そういう極めた人たちだからこそ、安心して自分の楽器や機材を任せられる


海津さんのギター、どんな風なセットアップにしたらいいのかわかんなくて、、あ、バイト入っちゃったので仕上げは来月になりますぅ」なんて奴には自分の楽器を触らせたくもありません。笑


でもって、僕は趣味で筋トレをしているのですが、「マッチョになってやる」とは思った事がありません。そこでボディビルダー(プロ)になるような場所や人の所に連れて行かれても、おそらく一瞬で心折られて筋トレが嫌になるだけなので、適度に楽しんで健康を保てる程度で良いと思ってます。


「プロになる」必要なんて絶対じゃないんです。


あなたが「音楽って楽しい、好きだ」と思える範囲でやる事が、心身共に健康に保てる秘訣だと思います。

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